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鳩山首相、イバラの道 責任論は必至(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相が、民主党の小沢一郎幹事長の続投を認めた。昨年末には、自らの資金管理団体を舞台とする偽装献金問題で、元公設秘書らが起訴。年明けには党幹事長の資金管理団体の土地購入疑惑が、現職の衆院議員の逮捕にまで発展する事態となったが、首相はあくまで小沢氏と命運をともにする決意のようだ。ただ、野党時代に政権与党の「政治をカネ」の問題を追及してきた民主党が、まさに同じ問題を抱えた形で、首相自身の責任論が高まるのは必至だ。

  ■フォト 余裕の表情? おしぼりで顔をふく小沢幹事長

 小沢氏の資金管理団体の事務所が東京地検特捜部の家宅捜索を受ける事態になっても、首相は「捜査がこのような状況になっている状況の中で、ご本人が申し上げることには、当然限定がある」などと繰り返し、疑惑に対する説明を拒む小沢氏をかばい続けた。

 15日夕の段階でも、首相は「色々、こういった(政治とカネをめぐる問題を抱える)状況がありながら、(有権者は衆院選で民主党を)選んでいただいた」と強調。18日召集の臨時国会でも、民意という“免罪符”を背景に、野党側の追及をかわせると計算しているようだ。

 ただ、小沢氏側近の石川知裕容疑者が15日深夜に逮捕されると、さすがに首相にも動揺が走った。16日朝の記者団の問いかけにも応じず、予定された裏千家の「初釜」の出席も見送り、首相公邸で小沢氏と差し向かいの会談に臨んだ。

 首相と小沢氏は平成15年の民主党と旧自由党との合併以降、一貫して政治行動を共にしてきた。両党の合併の際には、混乱の責任をとって鳩山氏が党代表を辞任。昨年6月に小沢氏が「政治とカネ」の問題で党代表を辞任すると、鳩山氏が小沢氏の後押しも受けて後継代表に就任した。昨年8月の衆院選で歴史的な政権交代を実現するまで、二人はまさに二人三脚で歩んできた。

 今夏の参院選に向けても、首相は「小沢幹事長を中心に勝利を目指す」と繰り返している。だが、小沢氏の問題をめぐる捜査は今後も進む。首相はイバラの道を選んだ。

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